お名前.comやムームードメインなどで独自ドメインを取得時に設定するwhois情報公開代行はご存知でしょうか?
特に気にしたことはなかったけど、whois情報公開代行を設定しないとデメリットでもあるのか?
それが、とんでもなく大きいデメリットがあるんだよ。
なんだよ、そのとんでもなく大きいデメリットって?
だから、今回はwhois情報公開代行の設定しないことで起こるデメリットをきちんと説明するために、以下のことをまとめてみたよ。
この記事で紹介すること
- whois情報公開代行を設定しないデメリットを紹介
- whois情報の意味と役割について解説
- whois情報の確認方法を解説
- whois情報公開代行の意味と役割について解説
- 独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行設定を無料で行う手順の解説
- 独自ドメイン取得後にwhois情報公開代行設定を無料で行う手順の解説
- まとめ (whois情報公開代行を必ず設定する理由)
これから独自ドメインを取得する人だけでなく、すでに独自ドメインを持っている人も「Whois情報公開代行って、なんの意味があるの?」という人は、これから説明することを読んでみて、自分の独自ドメインにwhois情報公開代行の設定がなぜ必要なのかを知ってもらえればと思います。
whois情報公開代行を設定しないデメリットについて
まず、whois情報公開代行を設定しないことによるデメリットを紹介します。
- 取得した独自ドメインのwhois情報によって自分の名前や住所などの個人情報がバレる
- 独自ドメイン取得時に使ったメールアドレスもバレるので、スパムメールを大量に送られる可能性がある
- whois情報は誰が見ても問題ないので、それで個人情報が特定されただけでは罪には問えない (迷惑行為を受けたら別)
なんだよこれ。個人で独自ドメインを使うならwhois情報公開代行を設定する必要が絶対にあるじゃねぇか。
そうなんだよ。たから、個人で独自ドメインを取得しているなら、Whois情報公開代行の設定は必ずしておくのを僕は強く推奨するよ。
これでwhois情報公開代行を設定が必要なことは分かったけど、そもそもwhois情報公開代行ってのがよく分からないから教えて欲しいぜ。
そうだね。whois情報公開代行がどういったものかを知ってもらった方が、この話をより理解できると思うから、これから説明していくね。
whois情報とは
whois情報公開代行を説明するには、まずwhois情報について知っておいてもらう必要があるので説明します。
まず、whois情報を一言でいうと、それはドメイン登録者情報です。
- 独自ドメインを取得・管理している人(法人)の情報
- 独自ドメインに登録しているDNS(ネームサーバー)の情報
- 独自ドメインが実際に取得されて利用可能となった日時
これらの情報が含まれているのがドメイン登録者情報です。
例えば、本サイトの独自ドメイン「sabarentalserver.com」だと、whois情報は以下のようになります。
■sabarentalserver.comのwhois情報
上記図の青枠部分がドメインを実際に登録した人(法人)の情報で、赤枠部分が現在ドメインを管理している人(法人)の情報になるよ。
要するにwhois情報とは、(独自)ドメインの登録者の個人(法人)情報を含む、様々な情報のまとまりということです。
ということは、whois情報って自分の名前や住所なんかも載ってしまうってことか。
正確に言えば、独自ドメイン取得のため利用したドメイン会社のアカウント(会員)に登録した個人情報がwhois情報として掲載されることになるよ。
whois情報は誰でも確認(閲覧)可能
whois情報は(独自)ドメイン名さえ知っていれば、誰でも無料で何回でも確認(閲覧)することが可能です。
対象の(独自)ドメインからwhois情報を確認する手順も簡単で、以下リンクから表示できるwhois情報検索が出来るページを開き。開いたページでwhois情報を閲覧したい(独自)ドメイン名を入れて検索ボタンをクリックするだけです。
他にも無料で(独自)ドメインのwhois情報を検索して確認できるサイトはたくさんあります。
こんな簡単に(独自)ドメインのwhois情報の確認ができるなら
インターネット上に公開されているブログ(サイト)なら、どれでもwhois情報が見放題じゃないか。
そうなんだよ。whois情報を確認する方法を知ってさえいれば、yahooやgoogleはもちろん、自分が気になるあのブログ(サイト)のドメインからwhois情報を確認できるよ。
どうすんだよ。これじゃあ個人情報流出が怖くて、独自ドメインを使ったサイト(ブログ)運営やメルマガなんてとてもできないぞ。
大丈夫だよ。そんなときのために次に説明するwhois情報公開代行があるんだよ。
whois情報公開代行とは
ムームードメインやお名前.comで独自ドメインを取得すると、その独自ドメインの所有者は自分となります。
その仕様により、whois情報には独自ドメインを取得したドメイン取得サービス会社のアカウント(会員)に登録した住所や電話番号などが表示されてしまいます。
上記図のwhois情報の管理者情報部分には、独自ドメインを取得した会社に登録したアカウント(会員)情報が表示されてしまう。
しかし、独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行を設定すれば。whois情報に表示される自分の個人情報の代わりに、独自ドメイン取得に使ったドメイン会社の情報が表示されるようになります。
■ムームードメインでwhois情報公開代行を設定して独自ドメインを取得した場合
このwhois情報公開代行さえ設定していれば、身バレを心配せずに独自ドメイン取得・管理できるというわけだよ。
なるほどな。これなら俺のような個人でも安心して独自ドメインを取得してサイト(ブログ)が作れるぜ。
whois情報公開代行を設定する方法
独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行を設定する方法って、むずかしそうな感じがするんだが?
「whois情報公開代行の設定をする」と聞くと難しく感じると思うけど、実際の設定は誰でもすごく簡単に出来るよ。
ムームードメインやお名前.comで独自ドメインを取得するとき、画面上で入力する項目の中に「whois情報公開」項目が表示されています。
その「whois情報公開」項目で、
『弊社の情報を代理公開する』を選択する。
『whois情報公開代行』のチェックボックスにチェックを入れる。
などを行い、whois情報公開公開の設定をした上で、独自ドメインを取得すればwhois情報公開代行の設定は完了です。
これで、あなたの個人情報の代わりにドメイン会社の情報がwhois情報(ドメイン登録者情報)としてインターネット上に公開されます。
ムームードメインのwhois情報公開代行の設定手順
ここでは、実例としてムームードメインで独自ドメインを取得時にwhois情報公開代行を設定する手順を紹介します。
独自ドメイン取得時に上記図の画面が表示されますので、その画面の「WHOIS公開情報」項目で『弊社の代理情報を公開する』を選択するだけでOKです。
えっ、たったこれだけでOKなのか?
うん、whois情報公開代行の設定はこれだけでOKだよ。
そっか、簡単に設定できるって本当だったんだな。
whois情報公開代行の設定は無料
ほとんどの有名なドメイン取得サービス会社で、独自ドメインを取得時及び取得後でもwhois情報公開代行の設定については無料で行えます。
個人情報をweb上に公開されたくない場合は、独自ドメイン取得時に必ずwhois情報公開代行の設定しよう。
お名前.comは独自ドメイン取得後のwhois情報公開代行は有料となる
そういえば、さっきの「whois情報公開代行が無料で出来るドメイン取得サービス会社」の中にお名前.comが無いのはなんでなんだ?
お名前.comでのwhois情報公開代行は独自ドメインを取得時は無料で設定できます。
しかし、独自ドメイン取得後にwhois情報公開代行を設定する場合は有料となってしまいます。
お名前.comはwhois情報公開代行を独自ドメイン取得後に設定すると、980円の費用がかかるから注意が必要だよ。
独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行の設定を忘れた時の対処方法
もし、独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行の設定を忘れてた場合はどうすればいいんだ?
独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行を設定を忘れた場合でも、独自ドメインを取得した会社のコントロールパネルから対象の独自ドメインに対してwhois情報公開代行の設定ができます。
ただし、whois情報公開代行の設定が適用されるまでには数日かかります。
ですので、whois情報に自分の住所や電話番号を公開したくない場合は、独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行の設定忘れがないように注意しましょう。
先にも説明したけど、お名前.comのように後からwhois情報公開代行を設定するのは費用がかかる場合があるから、1番いいのは独自ドメイン取得時にwhois情報公開代行を忘れずに設定しておくことだよ。
なるほどな。俺もこれから独自ドメインを取得するときはwhois情報公開代行の設定忘れがないか注意するぜ。
ムームードメインでのwhois情報公開代行の設定変更手順
では、実例としてムームードメインで独自ドメインを取得した後にwhois情報公開代行の設定を変更する手順を紹介します。
1 ムームードメインのコントロールパネル画面を開いて、対象の独自ドメインをクリックします。
2 対象の独自ドメインの詳細画面が開いたら「WHOIS情報変更」ボタンをクリックします。
3 WHOIS情報変画面が表示されたら「弊社の情報を代理公開」の項目にチェックを入れて「変更」ボタンをクリックします。
これで、独自ドメインのwhois情報公開代行の設定変更は完了です。
whois情報公開代行変更も簡単にできるんだな。
そうだね。Whois情報公開代行の設定は本当に簡単にできるから、忘れないように設定するのが注意ポイントになるよ。
まとめ (whois情報公開代行を必ず設定する理由)
whois情報公開代行についての説明はいかがだったでしょうか。
whois情報は、企業(法人)であれば、自社サイトなどに使う独自ドメインの所有者(管理者)が自社のモノであることを証明するメリットがあります。
しかし、個人で作るブログ(サイト)のために使う独自ドメインでは、自分の住所・電話番号・メールアドレスなどが不特定多数の人にバレて悪用される恐れがあります。ですので、個人で独自ドメインを取得する場合は必ずwhois情報公開代行を必ず設定するようにしましょう。
ブログ(サイト)の運営のため、他の部分で身バレに気をつけていても、独自ドメインのwhois情報から身バレしたら意味がないから気をつけてね。