突然ですが、みなさんは「サーバーとは何か」を教えて欲しいと、他人から聞かれたときに説明できますでしょうか?
たしかにそう言われると、ブログ(サイト)をやろうとしたときに「レンタルサーバーが必要」って聞いたくらいで、具体的にサーバーって何かは知らないな。
そうだね。ブログ(サイト)運営でしかサーバーを使っていないなら、よく知らない方がむしろ自然だと思うよ。
しかし、サーバーについて知っておけば。サーバーを使って(借りて)やりたいことの理解度も上がり、より効率的に作業を進められるようになります。
ですので、今回は、知ってそうであまり知らないサーバーについて以下のことをまとめてみました。
この記事で紹介すること
- サーバーの意味について
- サーバーのあるとできること(役割)について
- ブログやサイトにおける、サーバーの役割について
- レンタルサーバーの意味について
これを機に、簡単なサーバーの意味やできること(役割)についてぜひ触れてみてください。
ブログ(サイト)をやっている人なら、よく耳にするレンタルサーバーとは何なのかも説明するよ。
サーバーとは何か
「サーバー(serve)」とは、ネットワークで繋がっている他のパソコンへ様々なデータやサービスを提供する役割を持ったコンピューターです。
また、サーバーからデータやサービスを受けとるパソコンのことを「クライアント(client)」と言います。
サーバーは、クライアント(他のパソコン)からの命令(リクエスト)を受けることで働き、命令されたデータやサービスをクライアント側に返します。
ブログ(サイト)を例にすると、サーバーにはこんな命令が出されるよ。
ブログ(サイト)におけるサーバーへ出される命令
- サーバーに保存されているファイルやデータ読み込んで、ブラウザ(IEやGoogleChrome)にブログの内容(記事)を表示しろ
- ブログを更新をしたから、その内容をファイルやデータに保存してサーバー内においておけ
- ブログのバックアップを自分のパソコンに持っておきたいから、自分のパソコンやファイルやデータを転送しろ
サーバーは24時間365日休みなく働き続ける
さっきみたいな感じで書かれるとサーバーって、すごい働いてるイメージがするぜ。
それはそうだよ。なにせサーバーは24時間365日休みなく働き続けるのが当たり前だからね。
ブログ(サイト)がいつでも見れるのも、ネットショッピングがいつでも出来るのも、オンラインゲームが24時間できるのも。すべては、サーバーが24時間365日休みなく働き続けているからにほかなりません。
ですので、たまにはサーバーに対して感謝の気持ちを持つのも悪くないかと僕は思っています。
うわぁ。本当にサーバーじゃなく、猫として生まれてきてよかったぜ。
それについては激しく同意するよ。僕がサーバーだったら2日でボイコットするねw
サーバーの役割(できること)について
サーバーの概念はなんとなく分かったけど、結局サーバーがあれば俺たちにとってどんな恩恵があるんだ?
ずばり、サーバーがあることで以下のようなことができるんだ。
サーバーの主な役割(できること)
- ブログやサイトの閲覧・更新
- メールの送受信
- 動画配信 (youtubeなど)
- ネットショッピング
- オンラインゲーム
- 自分のパソコンやスマホ・タブレットの端末外にあるデータの受け渡し
- 自分で作ったプログラム(Java・Python・PHPなど)の実行
これ見てると、本当サーバーっていろんなことができるんだな。
まだまだ、上記であげたのはほんの一部だよ。他にも「株やFXの売買」や「Google検索」など、多くのところでサーバーは使われているんだ。
このように、サーバーが担っている役割は非常に多く。我々の日常生活はもはや、サーバーなしでは成り立たくなるほど、人とサーバーは密接した関係となっていると言っても過言ではないでしょう。
ホームページはサーバーがないと自分しか閲覧できない
この項目では、当ブログテーマの1つである、サーバーを使ってのブログ(サイト)についての説明をしていくよ。
自分が作ったホームページ(ブログやサイト)を世界中の人間に閲覧してもらうには、自分が作ったホームページのファイル・データをサーバーに入れて、そのサーバーをインターネット上で世界中にいるユーザーが接続できる必要があります。
■サーバーが無い場合
■サーバーが有る場合
※今回の説明はサーバーとブログ・サイトの関係を説明しているので、ドメインについては説明していません。
なるほど。自分が作ったブログ(サイト)をインターネットを通じて多くの人に見てもらうためには、サーバーが必要ってことだな。
その通りだよ。逆に自分だけ見れればいいのなら、自分のパソコンにホームページのファイル・データがあればOKだよ。
また、サーバー(サーバーにあるホームページ)をインターネットを通じて世界中にいるユーザーが安定して接続するには一般家庭で使っているネット回線では不可能です。
よって、数百人や場合によっては1000人・10000人以上が、同じタイミングで接続しても問題のない専用線が必要になります。
数百人以上が同時期に接続しても問題のない専用線でも、個人で使おうとするなら月額50万円以上はするよ。
ものすごく高いんだな。こりゃ個人で払うのは無理がありそうだぜ。
サーバーとパソコンの違い
サーバーを知らない人は誤解しがちですが、自宅で使っているようなパソコンでもサーバーでもコンピューターであることには変わりません。
ですので、サーバーはパソコンとは全く違う特別な機械というわけではありません。
ということは、自宅で使っているパソコンをサーバーとして使えたりするのか?
その通り。パソコンもサーバーも同じコンピューターである点は変わらないから、スペックなどを無視すればパソコンをサーバーとして使うことも可能だよ。
また、パソコンより値は貼りますが、サーバーも個人で購入することができます。
では、サーバーとパソコンの違いはどこにあるのでしょうか?
サーバーとパソコンの違い
- 「サーバー」は世界中にあるクライアント(他のコンピューター)へ、データをサービスを提供する役割を持つコンピューター
- 「パソコン」は個人のみで利用するコンピューター
という違いあります。
上記でも記載していますが、サーバーは世界中にあるクライアント(他のコンピューター)へデータやサービスを提供する役割を持っています。
ですので、サーバーは個人用のパソコンなどよりも高い「処理能力・安定性・信頼性」が求められます。
サーバーは高スペック(性能)であることが求められる。だから、サーバーは一般のパソコンより数倍の値段がつくんだよ。
サーバーの値段は一般的なもので30万円~100万円、本当に高いものだと1000万円を超える特注サーバーもあります。
レンタルサーバーの役割とは
サーバーとパソコンの違いで説明していますが、ブログやサイトをインターネットを通じて多くの人に見てもらうにはサーバーが必要です。
しかし、そのための費用は月額50万円以上は下らないので、個人でサーバーを用意して設置するのはとても現実的ではありません。
そこで登場するのがレンタルサーバーです。
レンタルサーバーとは、その名の通り「サーバーを借りる」ことを意味しており。
個人では費用が高すぎて手の出ないサーバーを、安価な(安いもので月額100円~1000円程度)値段で一定期間レンタルできるサービスです。
※サーバーの設定・メンテンスも自分で行う必要があります。
※サーバーの設定・メンテンスはレンタルサーバー会社が管理してくれます。
なんでレンタルサーバーってそんなに安いの?
なんで費用の高いサーバーを月額100円や1000円程度の値段で貸せるんだ?元が取れないだろ。
もちろん、月額1000円程度でサーバー1つをまるごと貸していたのでは、当然採算は取れません。
しかし、1つのサーバーにある「ハードディスク容量・CPU・メモリ」などのリソース分けて、1つのサーバーを100人のユーザーに貸せるとしたらどうでしょうか?
1ユーザーあたり月額1000円でサーバーレンタルすれば、1台100万円するサーバーであっても10ヶ月でサーバー購入代の元は取れます。
待て待て、1つのサーバーを100人に使わせて大丈夫なのかよ?
1つのサーバーを100人に貸して満足に動作するのかと思われる方もいるかと思います。
しかし、サーバーのスペック(ハードディスク容量・CPU・メモリなど)は非常に高いので、ブログやサイトなどを運営する程度であれば1つのサーバーを100人に貸しても性能的には問題ありません。
また、貸したユーザーに対して操作できる権限は自分が利用している領域となっているので、自分のデータやファイルを他のユーザーに不正に操作されることはありません。
上記のように1つのサーバーを複数人でシェアすることを「共用サーバー」、1つのサーバーを1人で独占して使うことを「専用サーバー」っていうよ。
また、サーバーをインターネットを通じてユーザーが安定して繋ぐための専用線は月額50万円以上すると、サーバーとパソコンの違いで説明しています。
しかし、専用線も1台のサーバーだけで使うのではなく複数台のサーバーで共有して使うことで、1ユーザーあたり月額1000円程度でも採算が充分に取れるというわけです。
なるほどな。レンタルサーバー会社もしっかり考えてサーバーを貸してるってことか。
まあ、レンタルサーバー会社はサーバーを貸すことに関してのプロだから、採算の取れない商売をしていることはないよ。
無料ブログでもサーバーは使っている
なあ、「はてなブログ」・「Seesaaブログ」・「アメーバブログ」のような無料ブログだとサーバーを借りなくてもブログやサイトの運営ができるけど、あれはなんでだ?
無料ブログでは、無料ブログサービスを提供している企業が自己負担で自社でサーバーを用意していたり、レンタルサーバ会社からサーバーを借りています。
ですので、無料ブログを利用するユーザーはレンタルサーバー代を払わなくても済んでいるわけです。
ただし、無料ブログにはいろんな制約があるから、無料ブログ = 費用を一切かけずに稼げるというわけでは全くないよ。
そうか。そう簡単にうまいばかりの話はないってことだな。
そういうことだね。
まとめ
サーバーの意味やできること(役割)、レンタルサーバーの意味についてなどの説明はいかがだったでしょうか?
この記事を通じて、僕が伝えたかったことは以下3つのことです。
この記事で伝えたかったこと
- サーバーは24時間365日働き続けることで、実に様々なことができるようになっている
- 自分が作ったサイトやブログを多くのユーザーに見てもらうにはサーバーが必要になる
- サーバーを自分で用意するのは費用が高すぎるので、安価にサーバーを借りられるレンタルサーバーが存在している
最近では、WordPress簡単インストールでブログができるなど、自分がやりたいことが簡単に実現できる機能が付いたレンタルサーバー多く登場しているため、サーバーのことは何も知らなくても特に問題はありません。
しかし、サーバーについて少しでも知っておくと。レンタルサーバー選びのときに業者や個人ブログ(サイト)の意思のままに選んでしまう危険性は減らせるので、サーバーについて簡単なことだけも知識として持つようにしてみてください。
サーバーの知識を少しでも持つことで、失敗しないレンタルサーバー選びがやりやすくなるよ。
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