レンタルサーバー会社の特徴としてよくあげられているマルチドメイン無制限
そもそもマルチドメインとは一体なんなのか?
マルチドメインが無制限になると、レンタルサーバーを借りてサイトを運営するユーザーにどんなメリットがあるのか?
そこで、この記事では以下のことについてまとめてみました。
この記事で紹介することについて
- マルチドメインの役割について
- マルチドメイン無制限のメリットについて
- マルチドメイン無制限のデメリットについて
- マルチドメイン無制限でもサイトを無制限に運営できない?
- 1つサーバーでマルチドメインで複数サイトを運営したらバレるのか?
ざっくりとした解説ではありますが、これさえ読めばマルチドメインの役割とマルチドメイン無制限のメリットとデメリットが分かります。
マルチドメインについて知りたい人、マルチドメイン無制限でのメリット・デメリットについて知りたい人は読んでみてね。
マルチドメインとは?
マルチドメインとは、レンタルサーバー会社と契約して借りている1つのサーバーに対して複数(マルチ)のドメインを割り当てて運用・管理できるというものです。
もう少し簡単に言うと、1つのサーバーで複数サイトを運営できるってことだよ。
■マルチドメインによる1つのサーバーで複数サイトを運営するイメージ
レンタルサーバー1台に複数(マルチ)ドメインを割り当てることで複数サイトを運営できる。
なるほどな。マルチドメインは「1つのサーバーで複数のサイトを運営できるってことだな」
そういうことだね。
マルチドメイン無制限のメリット
低コストで複数サイトを運営できる
マルチドメイン無制限だと複数サイトを運営したい場合に低コストで済みます。
逆にマルチドメイン未対応だと、複数サイトを運営するには複数のサーバーを借りる必要があるためコストが高くなってしまいます。
レンタルサーバー会社と1回の契約(1アカウント)で借りられるサーバーは普通1つだけになってるよ。
つまりマルチドメインに対応していない場合、複数サイトを運営しようと思ったら2回・3回の契約が必要になるってことか。
そういうになるよ。
サイトアフィエイト初心者の中には「初めに作ったサイトだけで稼ぐ予定だから複数サイトは必要ない」という人がいます。
しかし、サイトの運営を続けているうちに他のサイトも作って運営してみたいと思うことはよくあります。
むしろサイトアフィエイト初心者のうちはペラサイト・ミドルサイト・ロングレンジサイトなど、自分に合ったスタイル探すためにいろいろなサイトを運営したいと思うものですので、幅広い選択肢を持てるマルチドメイン無制限のレンタルサーバーを選ぶべきです。
カテゴリごとにサイトを分けられる
1つのサイトで「ダイエット」・「恋愛」・「転職」・「ガジェット」などの複数カテゴリをまぜこぜにした雑記サイトを運営するより。
それぞれのカテゴリーごとに特化サイトを作って運営する方がユーザーの目にも見やすくSEO(Google検索エンジン)面での評価も良くなります。
Google検索エンジンは雑記よりも専門性の情報をまとめたサイトを評価するようになってきているから、雑記サイトよりも特化サイトの方がアクセスを多く集められて稼ぎやすくなってるよ。
ブラックSEOがやりやすい
複数の中古ドメインをメインサイトの被リンクにして、Google検索エンジンから評価されて検索順位を上げる手法のブラックSEOもマルチドメイン無制限の方がやりやすいです。
なぜなら、ブラックSEOを行うには被リンクサイト役となる中古の独自ドメインを使ったサテライトサイトは50個以上作成してメインサイトへ被リンクしないと効果が薄いです。
ですので、マルチドメイン無制限による中古ドメインを使ったサイトを何十個も制限なく作れることはブラックSEOをやる上での助けとなってくれます。
ブラックSEOをするにはサイトごとにIP分散も必要だけど、マルチドメイン無制限は絶対に外せないよ。
複数サイトを一括で管理できる
1つのサーバーで複数サイトを作って運営する方が、複数のレンタルサーバーを借りて複数のサイトを運営するよりもサイトの管理が楽にできます。
特に以下であげていることは、複数のレンタルサーバーよりも1つのレンタルサーバーで管理する方が楽にできることです。
1つのサーバーでサイト管理すると楽なこと
- WordPressをコントロールパネルから更新できる
- 海外からの不正アクセスの対応
- ユーザーからのアクセス数が予想より多くなって、転送料の制限を超えそうな場合の対応
- サイトごとのPHPバージョンアップ(1年に1回くらい)
WordPressの更新は定期的に発生するから、レンタルサーバー会社が提供するコンパネから一括でできると便利だよ。
ディスク容量と転送量を無駄なく利用できる
今時のレンタルサーバーだと月間1000円前後で、以下のディスク容量と転送量を持つレンタルサーバーを借りれます。
ディスク容量:100GB
1日の転送量上限:70GB(月間で105万PV)
しかし、1つのサイト運営だけでこれだけのディスク容量と転送量は半分も使っていないことも多いです。
ですので、複数サイトを運営することで提供されているディスク容量と転送量を無駄なく使うことができます。
ディスク容量と転送量は複数サイトを運営することも考えて提供されているよ。
マルチドメイン無制限のデメリット
マルチドメイン無制限のサービスはあった方が、利用する我々ユーザーにとってお得なのは確かです。
しかし、マルチドメイン無制限に甘えて1つのサーバーで大量のサイトを作った場合のリスクも存在しますので、ここではそのリスクについて紹介していきます。
サーバーがダウンしたら全てのサイトがアクセス不能になる
サーバーに障害が発生してダウン(動作不良)した場合、管理者もユーザーも全てのサイトにアクセスできなくなります。
実際サーバーに障害が発生してダウンまでするケースはあまりありません。
しかし、発生する確率は0%ではありませんのでリスクの1つとして覚えておきましょう。
レンタルサーバー会社のサービスが終了した場合の引越しが面倒
レンタルサーバー会社サービスが終了すると、そのレンタルサーバー会社で借りていたサーバーも使えなくなるので、そのサーバーで運営していたサイトも他のサーバーへ引越しする必要があります。
実績があって売れているレンタルサーバー会社と契約してればサービスが終了することは滅多にありません。
しかし、マイナーで実績の無いレンタルサーバー会社と契約した場合は無視できないリスクとなります。
Google検索エンジンからペナルティを全サイト受ける可能性がある
ブラックSEOでサイト運営をしていたり、悪意あるユーザーから自分サイトにウイルスやスパムリンクを受けて何ヶ月も放置した場合、Google検索エンジンからペナルティを受けて検索順位の低下や検索結果からの除外されることがあります。
そして、このGoogle検索エンジンのペナルティは同じサーバーで管理されているサイト全てに適用される場合もあります。
つまり、1つのサーバーで複数サイト運営していると、全てのサイトに対してGoogle検索エンジンからペナルティを受けてしまうリスクがあるということです。
ホワイトSEOでサイト管理をしっかりとしていれば考える必要のリスクだよ。でも、Google検索エンジンの意図しない方向でアフィリエイトサイトを運営して稼ぎたい場合はリスクとして覚えておいてね。
複数サイトを運営する場合のSEOは大丈夫?
1つのサーバーで複数サイトの運営は1つのサーバーで1サイトだけSEO面で不利になる話があります。
しかし、「ダイエット」・「恋愛」・「転職」といったカテゴリーを複数サイトで重複して扱わない限りはSEO面で不利になることはありません。
また、1サーバーで1つのサイトで運営であっても、同じカテゴリーを扱ったサイトを複数運営していたらSEO面で不利になります。
マルチドメイン無制限でもサイトを無制限に運営できない?
マルチドメイン無制限だといって、1つのレンタルサーバーだけで100サイト運営することは現実的に不可能です。
なぜなら、ディスク容量や転送量はサイト単位ではなくサーバー単位となっているからです。
■1サーバー1サイトで運営する場合
このように1サイトのも運営している場合は、ディスク容量や転送量を1サイトで全て使うことができます。
■1サーバーで5サイト同時に運営する場合
このように5サイト運営している場合は、1サイトで使えるディスク容量や転送量は約5分の1となります。
なるほど、運営するサイトを増やすほど1サイトに割り当てられるリソースは少なくなるってことか
厳密に言えばサイトごとにリソースを等分に分ける必要はないんだ。でも、サイトが増えれば1サイトで使えるリソースが少なくなるのは確かだよ。
■1サーバーで100サイト同時に運営する場合
このように1サーバーで100サイト運営する場合、1サイトあたりで使えるディスク容量や転送量が著しく少なくなってしまってまともなサイト運営ができなくなります。
ですので、マルチドメイン無制限だからと言って無制限にサイトを作って運営できるわけではなく、実際はディスク容量や転送量の上限なども考えた上で1サーバーで作るサイト数を考える必要があります。
1日の転送量が0.7GB(700MB)だと、1日300人程度のアクセスでも耐えられなくなるよ。
1つのサーバーで複数サイトの運営はバレる?
Reverse IP Lookup
レンタルサーバー同居人検索
などのサイトでドメイン検索をすると、そのドメインが使っているサーバーに同居しているサイトを調べることができます。
ですので、1つのサーバーで複数サイトを運営していても、しっかり調査されればバレます。
■レンタルサーバー同居人検索での結果
レンタルサーバーの同居人検索サイトは悪用目的に使うサイトではないから、絶対に悪用はしないでね。
また、普通にサイトを運営していれば仮にバレたとしても問題ありません。
しかし、政治批判や炎上系のサイトなどを運営していてアンチがいる場合は、他に運営しているサイトを見つけられ荒らされることがあります。
ですので、アンチ出やすいサイトを運営している人は、そのサイトだけは他サーバーで単独運営した方がリスク回避できます。
まとめ
マルチドメインは各レンタルサーバー会社が提供しているサービスですので、レンタルサーバー会社によってはマルチドメインの数に制限があったり、そもそもマルチドメインができない場合もあります。
しかし、マルチドメイン無制限だとサイトアフィリで稼ぐ上において幅広いサイト運営が可能となります。
ですので、可能な限りマルチドメイン無制限のレンタルサーバー会社と契約するのがおすすめです。
ところで、マルチドメイン無制限をしているレンタルサーバー会社はどこなんだ?
有名どころだと、「エックスサーバー」、「ヘムテル」、「Mixhost」、「CPI」、「JetBoy」は、個人向け標準のスタンダードプランでもマルチドメイン無制限をやってるよ。
なるほどな。ならサイトアフィエイト初心者だと、このあたりのレンタルサーバー会社と契約するのがいいってことか?
そうだね。特に「エックスサーバー」、「ヘムテル」、「Mixhost」なんかはサイトアフィエイト初心者におすすめできるよ。
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