どのレンタルサーバー会社からサーバーを借りようか検討するため、各レンタルサーバー会社のホームページにある料金表を見ると、月額費用と一緒に必ず記載されている初期費用
■ロリポップの初期費用
月額費用はなんとなく分かるけど、「初期費用って一体なんなの?」とレンタルサーバー会社からサーバーを一度も借りたことがない人なら戸惑うかと思います。
俺もレンタルサーバーの初期費用で分からないことがあるぜ
クロネコくんの初期費用で分からないこと
- 初期費用って、いつ払うの?
- 初期費用って、何回払うの?
- 初期費用の支払方法はどうなるの?
レンタルサーバーを1度も借りたことが無い人なら初期費用の意味や、クロネコくんのような初期費用に対して分からないことがあるのは当然だと思うよ。
そこでこの記事では、「初期費用」について以下のことをまとめてみました。
この記事で紹介すること
- 初期費用と月額費用の違い
- 初期費用を払うタイミングと支払方法
- レンタルサーバー会社が初期費用を取る理由
- レンタルサーバーにおける初期費用の相場
- 初期費用が半額や無料になる場合について
- 初期費用無料のレンタルサーバーって、本当にお得なのか
ざっくりとした解説ではありますが、これさえ読めば
レンタルサーバーにおける「初期費用」の役割が分かり、レンタルサーバーを借りるときに「初期費用」で損をすることが無くなります。
初期費用と月額費用の違い
レンタルサーバーにおける初期費用と月額費用の違いは以下の通りです。
初期費用:レンタルサーバー会社と契約してサーバーを借りるときに1度だけ払う費用
月額費用:毎月支払う費用
マンション・アパート・借家で例えると、入居時に払う【敷金・礼金】にあたるのが初期費用で毎月支払う家賃が「月額費用」になります。
ただし、敷金・礼金と違って、レンタルサーバーの初期費用は退会してサーバーを借りるのをやめても1円の返金もされることはありません。
つまり、初期費用はレンタルサーバー会社からサーバーを借りるための手数料みたいなものか
うん、その考え方であってるよ。
サーバーを借りるため、レンタルサーバー会社との契約時に支払うのが初期費用だと覚えておけばよいでしょう。
初期費用の支払方法
初期費用の支払いって、月額費用と同じ支払方法で大丈夫なのか?
基本的に初期費用の支払いは月額費用と同じ支払方法になります。
どのレンタルサーバー会社でも支払方法は
・レンタルサーバーを借りるための申し込み時
・お試し期間から本契約時へ移行時
のどちらかのタイミングで支払方法を選択することになりますので、そこで選択した支払方法が初期費用と月額費用の支払いになります。
例えば、申し込み時の支払方法でクレジットカードを選択した場合、初期費用の支払いはクレジットカードになるよ。
レンタルサーバー会社はなぜ初期費用をとるの?
そもそも何故レンタルサーバー会社は初期費用を取るのでしょうか?
そりゃあれだろ。契約者がサーバーを利用するためにサーバーへいろいろ設定する必要があるだろうから、その作業費だろ?
10年前ならその答えで正解だったけど、今は違うんだ。
現在はレンタルサーバー会社へ契約(本契約)申し込み後、契約者がサーバーを利用するためのサーバー設定は全て自動で行われています。
ですので、人の手による作業での人件費は一切かかりませんし。
一度自動化システムを作ってしまえば、レンタルサーバーサービスの仕様が変わらない限りメンテナンスの必要もありません。
特別なサーバーでない限りは、自動によるサーバーの設定作業も長くても数分程度で終わるよ。
よって、サーバー設定のために初期費用を取る必要はありません。
レンタルサーバー会社が初期費用を取るホンネ
では、なんのために初期費用を取っているのでしょうか?
その答えは「レンタルサーバー会社がより利益を上げるために初期費用を取っている」からです。
もう少し補足すると、ほとんどのレンタルサーバー会社での月額費用は採算ラインギリギリで設定されていることが多いよ。
この場合1~2ヶ月の短期契約だと、月額費用だけではほとんど利益にならないので初期費用により利益を稼いでいるというわけです。
月額費用を採算がギリギリ取れる安い料金に設定して長期契約ユーザーによる大きな利益を狙いつつも、3ヶ月以内の短期利用ユーザーからでも利益が出るようにするためにあるのが、現在のレンタルサーバー会社における初期費用の役割と言えるでしょう。
初期費用の相場
初期費用の相場はほとんどのレンタルサーバー会社で、以下どちらかのパターンに当てはまります。
初期費用の相場
- 各プランでの月額料金の1.5倍~3倍の料金を初期費用としている
- 一番利用が多いスタンダード(標準)なプランの2倍~3倍の料金をどのプランでも同じ初期費用としている
簡単に言えば、1.5ヶ月~3ヶ月の月額料金分がレンタルサーバー業界における初期費用の相場になるよ。
なるほどな。初期費用で数ヶ月分の月額費用は回収しているから短期利用ユーザーでも問題ないってことか。
初期費用はキャンペーン中だと半額や無料になるのでお得
各レンタルサーバー会社では新規ユーザーを獲得するため、定期的にキャンペーンを行っており。
キャンペーンの中には初期費用が半額や無料になるキャンペーンもあります。
■エックスサーバー「初期費用」半額キャンペーン
■スターサーバー「初期費用」半額キャンペーン
レンタルサーバー会社によってキャンペーンの頻度は違いますが、上記のように初期費用半額キャンペーンが各レンタルサーバー会社で実施されています。
例えば、エックスサーバーだと2~3ヶ月おきに初期費用割引キャンペーンをやってるよ。
また、初期費用無料キャンペーンは『○○周年』・『登録者○○万人突破』時に行われることが多いです。
ですので、急いでレンタルサーバー会社と契約する必要が無ければ、初期費用半額や無料キャンペーンまで待つのも1つの手です。
関連サービスも契約して利用すると初期費用が安くなる
初期費用半額や無料はレンタルサーバーサービスのキャンペーンだけで行われるのではなく。
レンタルサーバーサービスをやっている「ロリポップ」と「ヘムテル」では、「ムームードメイン」というドメイン取得サービスで新しくドメインを取得すると、初期費用が無料になるサービスを定期的に実施しています。
このように関連サービスも契約して一緒に利用することで、レンタルサーバーの初期費用が半額・無料になるようなキャンペーンもあります。
上記のようなケースは他にもあって
「エックスドメイン」でドメイン取得すると、「エックスサーバー」や「シックスコア」レンタルサーバーの初期費用が半額になるよ。
ずっと初期費用無料って本当にお得なの?
「Mixhost」のように初期費用をずっと無料にしているレンタルサーバー会社もあります。
でも、ずっと初期費用無料だと裏がありそうで怖いぜ。
「Mixhost」のように初期費用をずっと無料しているのは、おもに3つの理由があります。
初期費用をずっと無料にする理由
- 業界参入して日が浅いので初期費用を無料にして、まず採算よりも1人でも多くユーザーを確保したい。
- 初期費用を無料にする代わりに月額費用を多めにとっている
- サーバー(サービス)の性能を抑えてコストダウンしているので、初期費用を取らなくても採算がとれる
1つ目の理由は我々ユーザーにしてみれば嬉しいことですが、2つ目と3つ目の理由で初期費用を無料にしている場合は注意が必要です。
特に3つ目の理由はレンタルサーバーを利用したことがない人だと、レンタルサーバー会社のホームページでのサービスの確認やお試し利用だけでは性能が悪いサーバー(サービス)なのか区別がつかないことも多いです。
悪いサーバー(サービス)なのかを判断する方法はないのかよ?
方法としては単純ですが、各レンタルサーバーのレビューサイトや既に利用しているユーザーのTwitterや口コミを確認するのが、悪いサーバー(サービス)なのかそうでないかを判断するには1番有効な方法と言えるでしょう。
月額費用でも初期費用でもそうですが「無料」・「半額」・「格安」という言葉のインパクトに釣られて契約してしまうのは、後に大きな後悔したときの1番の原因となります。
ちなみにMixhostは参入してまだ2年程度の新規会社だから、多くユーザーを確保するために初期費用を無料にしていると思うよ。
実際にサーバー(サービス)の性能自体は、個人向けサイト(ブログ)向けの第一人者であるエックスサーバーともいい勝負をしているからね。
まとめ
レンタルサーバー業界における「初期費用」についての話はいかがだったでしょうか。
この記事を通じて、1番覚えておいて欲しいことは。
「月額費用と初期費用を合わせた費用」が自分がやりたいことを実現できるサーバーを借りるのに見合った費用であるかどうかを、レンタルサーバー会社と契約する前に考えて欲しいと言うことです。
特にアフィリエイトサイト(ブログ)をやるためにサーバーを借りた場合。
サーバー性能の悪さなどのレンタルサーバー側が原因で、ユーザーからのアクセスやアフィリエイトによる収益チャンスを逃してしまい後悔することがないよう。
料金だけでなく様々な面を確認した上で自分にふさわしいレンタルサーバーを選ぶのが大切です。
「初期費用にまどわされないレンタルサーバー選び」をできるようになって欲しいのが、この記事で伝えたかったことだよ。
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