各レンタルサーバー会社の公式ページを見るとよく記載されている「SSD」という表記ですが、このSSD搭載のレンタルサーバーを借りると我々ユーザーにとってどんなメリットがあるのかご存知でしょうか?
レンタルサーバー会社のホームページに見るとHDDより読み込み速度が何十倍も早くなるってあったから、サーバー上の処理が早くなるんだろうとは思うけど、正確にはどんなメリットがあるのかは分からないな。
クロネコくんのように、SSD搭載のレンタルサーバーを借りるとどんなメリットが分からない人のため、本記事では以下のことをまとめました。
本記事で紹介すること
- SSDとは? HDDと比べてどんなメリットがあるのか
- SSD搭載のレンタルサーバーを借りるメリット
ざっくりとした解説ではありますが、これさえ読めば。
サーバー装置の知識がない初心者の人でも、SSD搭載レンタルサーバーのメリットをはっきりと理解した上で、レンタルサーバーを選べるようになれますよ。
SSDとは?
SSDとはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略であり、パソコンやサーバーに設置して使う記憶装置です。
記憶設置は設置されたパソコンやサーバー上のファイル・データの保存および、保存したファイル・データを読み込んで利用するための装置として利用されます。
また、HDD(ハードディスクドライブ)はSSDと同じく記憶装置の1種であり、SSDが登場する前はパソコン・サーバーの記憶装置としてHDDが多く利用されていました。
記憶装置とは、個人で使う一般的なパソコンでいえばCドライブやDドライブがそれにあたるよ。
※個人パソコンの記憶装置
数年前まではレンタルサーバーの記憶装置といえばHDDが使われてきました。
しかし、SSDはHDDと比べて以下のメリットがあることもあって。
SSDのメリット
- 処理速度が早い(ディスクの読み取り速度・書き込み速度が速い)
- HDDよりも衝撃と熱に強い耐久性がある (ディスク自体の発熱も少ない)
- ディスクを稼働させているときに稼働音がしない(静音)
- 少ない電力で動く(消費電力の軽減)
2014年頃から各社レンタルサーバーで記憶装置をHDDではなくSSDを搭載するようになり、現在ではSSD搭載のレンタルサーバーが主流となっています。
SSD搭載のレンタルサーバーを借りるメリット
SSDとは?の項目で、HDDにはないSSDのメリットを紹介しました。
今度は、我々ユーザがSSD搭載のレンタルサーバーを借りると、一体どんなメリットがあるのか紹介します。
SSDの「少ない電力で動く」や「ディスクの稼働音がしない」ようなメリットは、レンタルサーバーを借りる場合は特に有益とはならないメリットだよ。
たしかに、サーバーを自分の家に置くわけじゃないから電気代やディスクの稼働音なんて関係ないもんな。
サイト(ブログ)の表示が早くなる
SSD搭載のレンタルサーバーの1番のメリットは、自分が作ったサイト(ブログ)の表示が早くなることです。
これはSSDがHDDよりもデータの読み込み速度が早いという特徴があるため、SSD搭載のレンタルサーバー上で作ったサイト(ブログ)の表示処理も早くなるからです。
SSD搭載のレンタルサーバーで作ったサイト(ブログ)はHDD搭載のレンタルサーバーで作ったサイト(ブログ)と比べて、0.2秒~0.5秒ほどの表示速度差があります。
0.5秒程度の表示速度差なら別に気にしなくても問題なくないか?
とんでもない。ユーザーはサイトの表示に1秒以上かかると、サイトが表示される前にブラウザバックする人が出始めるんだ。
だから、自分は何もサイトの高速表示対応をしないで0.5秒も早くなるのは破格のスピートアップと言えるよ。
■ページ表示速度とユーザーの満足度の目安
0.1秒未満 | すぐに結果が得られたと感じる。 |
---|---|
0.1~0.3秒 | ページの表示がやや遅いと感じる |
0.3~1秒 | 若干遅いとは感じるが 閲覧にはまだ支障がない |
1秒 | ページを表示される前に ブラウザバックするユーザーが出始める |
サーバー(ディスク)障害の発生確率が低くなる
SSDはHDDよりも熱と衝撃に強いので、ディスクに対する物理的障害(故障)はHDDよりも発生する確率はずっと低いです。
ですので、SSD搭載のレンタルサーバーはHDD搭載のレンタルサーバーより、サーバー障害の発生確率は低くなると言えます。
サーバー冷却ファンの損傷が原因によってサーバーの熱暴走が発生したり、※データセンターの耐震性を超える震度8以上の地震によってサーバーに強い衝撃が来た場合でも、SSDはHDDよりも故障する確率が低いよ。
レンタルサーバーを置いておく建物のことで、
- 震度7の地震でもサーバーに影響のない強い耐震性
- サーバーの発熱対策として巨大な冷房
- 長期間の停電が発生しても数日はサーバーを稼働できる予備電源
- 会長や社長ですら許可が無いと入れない堅牢なセキュリティ
などの設備を持っている。
レンタルサーバーのSSD(ディスク)が故障すると、レンタルサーバーを借りている俺にはどんな不利益があるんだ?
自分が借りているレンタルサーバーのSSD(ディスク)に障害が発生した場合。
サーバー上のディスクに保存されている自分のサイト(ブログ)のデータが消えたり、サーバー自体が動作不能となったりして、最悪の場合はサーバー上で作った自分のサイト(ブログ)も閲覧・更新不能となってしまいます。
自分の責任じゃないレンタルサーバーの故障で、自分が作ったサイト(ブログ)が閲覧・更新不能になるのは嫌すぎるぜ。
サイト(ブログ)が閲覧不能になると、サイト(ブログ)上のアフィリエイト広告やアドセンス広告を表示・クリックしてもらっての金銭を稼ぐことも出来ないので、結果的に大きな損失になってしまいます。
まとめ
HDDよりSSD搭載のレンタルサーバーを選ぶことで、自分のサイト(ブログ)の表示が早くなり、サーバー障害によるサイト閲覧・更新不能になる確率を下げられます。
SSD搭載のレンタルサーバーはHDD搭載のレンタルサーバーよりも若干費用が高くなるデメリットだけありますが、そのデメリットも先程説明したメリットに比べれば些細なものです。
ですので、アフィリエイトやアドセンスのサイト(ブログ)運営により本気で稼ぎたいと思っている人であれば、SSD搭載のレンタルサーバーを借りることを非常に強くおすすめします。
サイト(ブログ)にとって表示の早さはサイトのデザインや記事の内容と同じくらい重要な要素だから、毎月数百円程度の費用で改善できるなら迷わず投資するべきだよ。
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