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おすすめ?自宅サーバーを半年運用して感じたメリットとデメリット

自宅サーバーを半年運用して感じたメリットとデメリット
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自分で作ったブログ(サイト)の運営(webサーバー)、メールサーバー、データベースサーバー、ゲームのマルチ(MOD)サーバー、オブジェクトストレージなど。

今や個人でサーバーを運用するなら、レンタルサーバーで運用するのが主流です。

しかし、中にはこんなことを考えた事がある人もいるのではないでしょうか?

クロネコくん

わざわざサーバーを借りるよりも自宅サーバーの方が費用が安くついたり管理も楽に出来るんじゃないか?

サバくん

その疑問にはすごく共感できるよ。

サバくん

実は僕も自宅サーバーの方がレンタルサーバー会社からサーバーを借りるよりもメリットが多いのではないかと思って、自宅サーバーを用意して半年程運用していたことがあったからね。

本記事では、そんな自宅サーバーを半年運用した経験から感じた、自宅サーバーを利用するメリットとデメリットを紹介しますので、レンタルサーバーか自宅サーバーのどちらかで迷っている人は是非読んでみてください。

目次

自宅サーバーのメリット

自宅サーバーの主なメリットは、サーバーやネットワーク知識が身につくことです。

サバくん

正直に言うと、それくらいしかメリットが思い付かなかったよ。

それでは早速、自宅サーバーのメリットを詳しく見ていきましょう。

サーバーの知識や操作方法が身につく

自分でサーバーの運用をしなければならないので、サーバーの知識や操作方法(コマンド)を必ず覚える必要があります。

そのため、自宅サーバーをまともに運用できるようになれば、プログラマーとしてやっていける最低限のサーバーの知識や操作方法(コマンド)が身に付きます。

クロネコくん

自宅サーバーをまともに運用できれば、サーバー(インフラ)エンジニアやにはなれるのか?

サバくん

さすがにサーバー(インフラ)エンジニアレベルの知識を身に着けるのは無理だね。

サバくん

でも、WEBプログラマーやWEBエンジニアとしてやって行くためのサーバー知識や操作方法はある程度身につくよ。

ネットワークに詳しくなる

自宅サーバーをインターネット上に公開する場合、ネットワークの基礎知識は必要となります。

ですので、自宅サーバーを利用してブログ(サイト)の公開・メールサーバー・ゲームのマルチ(MOD)サーバーの運用ができるようになれば、ネットワークの基礎知識が身に付きます。

自宅サーバーのデメリット

残念ながら自宅サーバーはメリットよりもデメリットの方が多いです。

自宅サーバーの主なデメリットとしては以下のものがあります。

自宅サーバーのデメリット

  • 初期費用 + 月額費用がレンタルサーバーよりずっと高い
  • サーバーの管理は全て自分でする必要がある。
  • 様々な障害に弱い

それでは、上記記載した自宅サーバーのデメリットを順番に見ていきましょう。

サーバーを用意する初期費用がかかる

自宅サーバーには以下の機材が必要となり初期費用がかかります。

自宅サーバーに必要な機材と費用

  • サーバー本体:約3〜20万円
  • スイッチングハブ:約2,600円
  • 静音PCケース:約10,000円
  • 無停電電源装置:約13,500円 ※停電のリスクが怖い場合は用意する。

このように自宅サーバーを用意するだけで少なくても初期投資費用で数万円を超える金額が必要になってしまいます。

しかし、レンタルサーバーなら上記のような費用は一切必要ありません。
月額500円~1,700円程度の費用だけで済みます。

そのため、仮に2年以上レンタルサーバーを使ったとしても自宅サーバーの初期費用分より利用料が安く済むことが多いです。

クロネコくん

マジかよ、すげぇ!
ところで、自宅サーバーにはどんなパソコンを使うもんなんだ?

サバくん

僕は購入当時、約15万円した古いゲーミング用デスクトップパソコンを自宅サーバーにしてたよ。

サバくん

サーバーとして動かしながら日常的にパソコンを使うなら、それなりに良いスペックのPCを買う必要があるからちょっと敷居が高いよ。

クロネコくん

なるほどな…
自分がゲームしながらゲームのサーバーとして動かしてたら負荷がスゴそうだもんな。

サバくん

そうだね。
でも、純粋にサーバーとしてのみ利用するなら、3万円くらいPCでも割りと大丈夫だよ。

電気代が高い

自宅サーバーを運用するには、当然自宅の電気を必要としてますので電気代が必要となります。

特に自宅サーバーでは定番の毎日24時間フル稼働させる場合ですと、月の電気代が数千円程度はかかります。

そのため、自宅サーバーはレンタルサーバーの月額費用以上のお金が掛かることになります。

自宅サーバーをインターネット利用する場合は固定IP費用もかかる

自宅サーバーをインターネット利用する場合は固定IPが必要なるので、固定IPの費用もかかります。

なお、インターリンクというプロバイダーなら月額1,300円で固定IPを利用できます。

クロネコくん

自宅サーバーってお金掛かるんだな…

サバくん

そうなんだよ。
電気代と固定IP代を合わせたら簡単に月3,000円は超えてしまうね。

サバくん

その一方で、よく使われるレンタルサーバーやVPSの月額費用は500円~2,000円程度なんだ。

クロネコくん

なるほど。どう考えてもサーバーを借りるほうがコスパに優れるってことだな。

サバくん

そういうことになるね。

全てのサーバー設定を自分でしなければならない

自宅サーバーは当然、サーバーの設定や障害・不正アクセスなどが発生したときの対応は全て自分で行う必要があります。

例えば、WordPressによるブログ(サイト)の運用をしたいだけの人であれば、サーバーの設定や障害対応は面倒で時間のとられる作業となるのでデメリットとなってしまいます。

ただ、サーバーの設定や障害対応は行うことはサーバーに関する知識やスキルが付くのは間違いないので、そういう未知へ進みたい人にはメリットとして捉えることも出来ます。

クロネコくん

障害対応でスキルが付くのはメリットとか…
超前向きストイックだな。

サバくん

トラブルとかデバッグ作業になると意外と燃えちゃうんだ。
ボクはそういうところある。

停電でサーバーが止まる危険がある

停電

レンタルサーバーのサーバーはデータセンターという専用施設に置いてあり、データセンターは2~3日の停電までなら石油による自家発電で電力を補うことができます。

しかし、自宅で自家発電機を用意している事は少ないと思いますので、停電が起こると自宅サーバーが止まってしまいます。

また、数ヶ月自宅サーバーを稼働し続けている中で突然サーバーの電源を切ると、機器が故障したりデータが破損する可能性が高くなります。

無停電電源装置は数時間までの停電対応用

無停電電源装置のスペックにもよりますが、

  • 2万円程度の無停電電源装置:1時間程度の電気供給
  • 5万円の無停電電源装置:4時間程度の電気供給

と、数時間程度の停電までしか対応できません。

ですので、2018年9月に発生した「台風22号による関西地方の数日に渡る停電」・「北海道地震による数日の停電」に耐えられる電気を供給するのは不可能です。

あくまで、無停電電源装置は瞬電や数分程度の停電に対応するのが主な利用用途となります。

ハードディスクやメモリなどのパーツが故障しやすい

ブルースクリーン


自宅サーバーは毎日24時間稼働させ続けることが多いと思いますので、当然そうなると普通に使用しているよりハードディスクやメモリなどのパーツは故障しやすくなります。

特にパーツが壊れやすいは長期間自宅サーバーを稼働し続けている中で、なにかの拍子に電源を再起動したりするなどの電源を1度切ったときです。

サバくん

僕が動かしていた自宅サーバーは4ヶ月以上電源付けっぱなしの中、自宅サーバーの調子が悪くて再起動したときにメモリが壊れたことがあるよ。

クロネコくん

1度止まったらダメになるって、なんかマグロみたいだな!笑

サバくん

ボクも回遊魚じゃないし万能じゃないから、マグロやサーバーが何でダメになってしまうのかまでは分からないよ。

危険!サーバーが発火して家事になるリスクがある!

サーバー発火


自宅サーバーのハードディスクやメモリなどのパーツが壊れる程度ならまだマシなほうです。

もっとひどいのは長期間自宅サーバーを稼働し続けていることが原因でコンデンサーなどに発火が起こってサーバーが燃えてしまうことです。

特に1人暮らしの外出中に自宅サーバーが燃えてしまえば最悪の場合に自宅が火災になる危険があります。

ボクが自宅サーバーをやめた理由

メモリが壊れても自宅サーバーをやめなかった私が自宅サーバーをやめた原因がコンデンサーから発火してパソコンから煙が出たことです。

パソコンから煙が出たとき私は仕事で外出していましたが、一緒に暮らしている母が焦げ臭い匂いを感じてサーバーを見たら煙が出ていた事に驚き、慌ててサーバーに水をかけて大事には至りませんでした。

そのあと、仕事を終えて家に帰った私は母から2時間以上コッテリと絞られました。

サバくん

テストで0点とっても家のガラスを割っても、そこまで怒らなかった母からこんなに怒られたのは人生で初めてだったよ。

そして、自宅が燃えるリスクを負ってまで自宅サーバーを続ける気はなかったので、この事件を期に6ヶ月以上続けていた自宅サーバーをきっぱりやめました。

サバくん

安全か、自宅サーバーか、どちらを取るかで僕は安全を取ったってことだよ。

クロネコくん

まあ、自宅を失うリスクを引き換えに自宅サーバーをやるのは絶対にないな。
あとオレ、焼きサバ好きじゃないし。

サバくん

焼きサバにはなりたくない。

月々1,500円もあれば今では高品質なレンタルサーバーやVPSを借りることができます。
自宅サーバーを運営するより安い値段です。

レンタルサーバーはこういったリスクや危険性から回避することができるので、自宅サーバーはおすすめしません。

自宅サーバーより共用レンタルサーバーかVPSを利用するのがおすすめ

ここまで自宅サーバーのメリットとデメリットを見てきたら分かる通り、自宅サーバーのメリットはほとんどなく、むしろデメリットの方が多いです。

クロネコくん

たしかに、自宅サーバーは数万円の初期費用がかかるし、自宅が燃えるリスクを負ってまではできないぜ。

さらに、10年前ならまだしも今なら。

ブログ(サイト)やECサイトを始めるなら、初心者でも簡単に始められる共用レンタルサーバーがありますし。

サバくん

共用レンタルサーバーならConoHa WINGがおすすめだよ。ちなみに、当サイトもConoHa WINGに運営していて、速くとても快適だ!

webサーバー・メールサーバー・データサーバー・ゲームのマルチサーバー(MOD導入可)・別のlinux・windows環境が欲しいのであれば、VPS(仮想専用サーバー)サービスがあります。

特にVPSならサーバーのroot権も貰えますので、自宅サーバーとほぼ同じ感覚で運用できます。

なので、自宅サーバーをやる位ならVPSサービスを利用して、サーバーやネットワークのことを勉強しながらサーバーで自分がしたかった事を実現させることを強くおすすめします。

サバくん

VPSなら初期費用が不要で、月額費用500円~2,000円くらい出せば、立派な自宅サーバーの代わりがすぐに手に入るから本当におすすめだよ。

サバくん

特に比較記事でも書いてるけどConoHa VPSははおすすめだよ。

クロネコくん

実は俺も自宅サーバーに興味があったんだけど、ここまで言われたら、レンタルする方向で考え直すぜ!

サバくん

うん、絶対にそのほうが賢明な判断だと自信をもって言えるよ。

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • こんな例もあるって事で、私の自宅サーバーの場合です。

    <メリット>
    ○サーバーリソース(特にHDD)の制限が無い。
      →現在、8TByteのデータを出先からアクセス可能
    ○初期投資が安い
      →目的にもよりますが、SBCを利用する事で、サーバー設備代は6千円程度です。
    ○ランニングコストが安い
      →一月の電気代は、500円程度です。
       固定IPは使わずにDDNSを使用しています。

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