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CentOSもUbuntuも自由自在!ConoHa VPSの豊富なテンプレートを紹介します

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ConoHa VPSは初期費用が無料、一時間単位の課金制が基本でありながら長期利用時の割引があるなど、料金面でとても融通が利く便利なVPSサービスです。

もちろん機能面でも充実しているConoHa VPSですが、今回はその中でも豊富に用意されているテンプレートについて詳しく紹介して行きます。

クロネコくん

おお、そうだオレもいろんなテンプレートがあるなって気になってはいたんだが、実態があんまりわかってなかったぞ。

サバくん

今回はConoHa VPSを契約してみたけど活用できていない人や、お目当てのサーバーを簡単に構築したい人に向けて、どんなテンプレートがConoHa VPSで提供されているのかを紹介するよ。

目次

テンプレートは4種類のジャンルが存在する

ConoHa VPSで利用できるテンプレートの種類は大きく4つに分類できます。

1つ目はサーバーのシステムの決め手となるOSのテンプレートです。

Windows OSは別途「ConoHa for Windows Server」というサービスが存在するのでConoHa VPSでは用意されていませんが、Linux、Unix系のOSがそれぞれ複数のバージョンで用意されています。

クロネコくん

CDとかのメディアでわざわざOSのイメージを用意しなくても済むのが便利だよな。

2つ目はCMS・CMS関連のテンプレートです。

CMSというとピンと来ないかもしれませんが、「Content Management System(コンテンツ管理システム)」の略であり、代表的なものですとWordPressのようにブログやホームページを簡単に作成できるシステムを指します。

OSがサーバー全体を管理するシステムであるのに対して、CMSはコンテンツのみを管理するシステムという位置付けになります。

3つ目は人気オンラインゲームのマルチサーバー用テンプレートです。

複数人の仲間で人気ゲームを好きなだけプレイするための場所(サーバー)が簡単に構築できます。

4つ目はサーバー運用に便利なソフトウェア類のテンプレートです。

こちらも細かく見ていくとさらに分類できるのですが、今回はその他のテンプレートとしてまとめて扱っていきます。

Webサイト運営に適したプログラムのパッケージやフレームワーク、便利なオープンソースソフトウェアなどが用意されています。

各ジャンルのテンプレートを一覧で紹介

サバくん

どんなジャンルのものがあるかは大体わかったと思うから、ここからは実際のテンプレートを一覧で紹介していくね。

まずはOS系のテンプレートです。
OSは全部で9つ用意されていて、特にCentOSやUbuntuでは複数のバージョンが利用できます。

なお全て追加料金は不要です。

OS詳細
CentOS6.6〜8.2のバージョンが利用可能。
Red Hatによって開発されたLinuxディストリビューション。
サーバーでよく利用されるOSの一つ。
Ubuntu16.04、18.04、20.04のバージョンが利用可能。
Linuxディストリビューション。GUIでの操作も可能。
Debian9.7、10.3のバージョンが利用可能。
Linuxディストリビューション。
安定稼働しやすく、5万以上のソフトウェアパッケージがある。
FreeBSD12.2 ZFS、12.2のバージョンが利用可能。
UNIX互換OS。安定性、堅牢性を重視したOS。
Fedora33のバージョンが利用可能。
Red Hatによって開発されたLinuxディストリビューション。
上級者向けのOSですが、リリースサイクルが短く、
最新のアプリケーションが手に入れやすい。
openSUSE15.2のバージョンが利用可能。
Linuxディストリビューション。
利用できるデスクトップ環境が豊富。安定性と使い勝手の良さが特徴。
Arch Linux20190426のバージョンが利用可能。
Linuxディストリビューション。
必要最低限の機能を持たせたシンプルな構成で軽量なことが特徴のOS。
NetBSD8.1のバージョンが利用可能。
UNIXライクなオープンソース。
機種依存部分を最小に抑え、移植性に優れている。
OpenBSD6.6のバージョンが利用可能。UNIXライクなオープンソース。
セキュリティ性に優れている他、
様々なOS上で動作するバイナリエミュレーション機能を備える。

次はCMS・CMS関連のテンプレートを紹介します。

CMS・CMS関連のテンプレートも標準サービスなので、追加料金は不要です。

CMS/サービス名詳細
baserCMS「コーポレートサイトにちょうどいい」がキャッチコピーとなっている。
分かりやすい作りができ、スマホ・携帯にも標準対応。福岡発の国産CMS。
concrete5直感的にパーツを組み立てることでサイト作成ができる
初心者にも優しいCMSの一つ。
DrupalJoomlaと同様に海外で良く利用されていて、
ブログやSNS、Eコマースの機能を簡単に利用できる。
JoomlaDrupalと同様に海外で良く利用されていて、
中〜大規模なホームページの作成に適しているCMS。
MediaWikiWikipediaで利用されているエンジンで、
専用のウィキサイトを作成できるテンプレート。
かんたんKUSANAGI/WordPress
(KUSANAGI)
WordPressの動作を高速化し、
そのWordPressを管理画面上から簡単に設定、管理できるテンプレート。

それでは、他の記事でも取り上げているゲーム用マルチサーバーのテンプレート一覧です。

こちらももちろん追加料金一切なしで利用ができます。

ゲームタイトル詳細
Assetto Corsaレースシミュレーションのゲーム。
CS:GOFPS(ファーストパーソンシューティング)型ゲーム・
カウンターストライクのマルチサーバーが構築可能。
Factorio2020年8月に正式版がリリースされた新しいゲーム。
リアルタイムストラテジーとサバイバルの要素を持ったMinecraft系のゲーム。
Minecraft JAVA版/Minecraft 統合版世界のビデオゲームの殿堂入りも果たした大人気のサバイバルゲーム。
無限に続く世界を探索していく。
ConoHaでは、様々なOSや端末に対応したバージョンのテンプレートを用意。
テラリア特定の目的が存在しない自由度の高いサンドボックス型ゲーム。
7 Days to Die各種ゲーム機からもリリースされた、ゾンビが登場するホラー系の
サバイバルゲーム。
クロネコくん

良く耳にする人気のゲームがほとんどあるな!

サバくん

特にMinecraftは様々な端末で利用できる「統合版」が用意されてる他、稼働後のサーバー管理が簡単にできる「Minecraft manager」というツールも提供されているんだよ。

最後にその他、便利なソフトウェアなどが利用できるテンプレートを紹介します。

サービス名詳細
ArchiveBoxある時点のWebサイトの状態を
HTML、PDF、画像などのデータとして保存してくれるツール。
Cacti Nagiosサーバーやネットワークの死活監視などを行ってくれる
代表的なツール。
Docker仮想マシンの仕組みに比べてより軽量で高速に
動作するコンテナ型のアプリケーション実行環境。
GitLabGitHubに次ぐ人気があるRubyで作成された
Gitリポジトリ管理のソフトウェア。
プライベートリポジトリが無料なことが特徴。
Jitsi Meetオンラインでビデオ会議が行えるソフト。
アカウント登録せずに利用でき、チャットや画面共有も利用可能。
LAMP(PHP)Linux+Apache+MariaDB+PHPの開発環境。
動的コンテンツの構築ができる。
LEMP(PHP)Linux+Nginx(OpenResty)+MariaDB+PHPの開発環境。
動的コンテンツの構築ができる。LAMPよりはマイナー。
Mastodon短文投稿型SNSのようなミニブログサービスが実現できるソフトウェア。
Matomo高機能のアクセス解析ツールの一つ。
Google Analytics以外の選択肢として開発された。
Mattermost「Slack」のようなチャット型コミュニケーションツール。
組織や企業などの連絡ツールとしても利用できる。
Node.jsJavaScriptをサーバーサイドで実行可能。
メモリ消費量が少ないだけでなく、大量のトラフィックを捌くことができる。
ownCloudオンラインストレージを構築することができるソフトウェア。
Dropbox等と異なり、独自のサーバー内に構築できる。
Redmine開発プロジェクトや改修・メンテナンス案件の管理ができる
情報共有型ソフトウェア。
Ruby on RailsRubyで構築されたWebアプリケーション開発用フレームワーク。
最小限のコードで動作するように作られている。
Webmin基本的にコマンド操作となるLinuxOSを
GUIで直感的に操作できる管理画面が利用可能。
ConoHaのコントロールパネルよりさらに詳細な設定が可能。
クロネコくん

今までなんとなく眺めていたテンプレートだけど、こんなに便利な機能が利用できたのか!

サバくん

そうだね。テンプレートが用意されていることでサーバー構築のハードルが下がるからとてもありがたいね。

基本的なテンプレートの導入手順

OSとアプリケーションは、VPSの追加時に選択することで同時に申し込みが可能です。

以下の手順で進むとそれぞれ表示されます。

コントロールパネルにログインしたら上部メニューの「VPS」を選択した状態で、左メニュー「サーバー追加」をクリックします。
真ん中に表示された「+追加」をクリックします。

希望のプランを選択します。

※OSは512MBプランでも問題ないですが、ほとんどのアプリケーションは1GB以上を選択しないと利用できませんのでご注意ください。

プランの下にタブが表示されるので「OS」タブを選択すると、一覧で表示されます。

バージョン選択可能なOSはプルダウンにてさらに選択できます。

「アプリケーション」タブをクリックすると、ゲームやCMS関連のテンプレートが選択できるようになっています。

なお上記画像で表示されている種類以外のテンプレートを選択したい場合は、真ん中の「他のアプリケーションを見る」部分をクリックします。

上記画像のようにConoHa VPSで利用できる全てのテンプレートが表示されます。

導入したいテンプレートを選択して申し込みを完了させると、インストールされた状態にてVPSが稼働します。

※複数のテンプレートを選択することはできません。

まとめ

今回の記事では特に需要の多そうなテンプレートを中心に取り上げてきましたが、2020年11月現在、ConoHa VPSで提供されているテンプレートは全部で40以上あります。

またConoHa VPSは、これまでにもその時の流行に合った新たなテンプレートが頻繁に追加されていくサービスです。

今回の記事で利用したいテンプレートが見つかった方はもちろん、まだ見つかっていない方も今後のConoHa VPSの動向に期待してみてはいかがでしょうか。

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