WEBサイト(ブログ)をやるために必要なレンタルサーバーを失敗せずに正しく選びたいけれど。
レンタルサーバーなんて1度も借りたことがないから、正しい選び方なんて分かるわけねぇ!
このように初めてレンタルサーバーを借りる人であれば、このように思うのは当然のことだと思います。
なので、今回は初めてレンタルサーバーを借りて、WordPressでサイト(ブログ)をやる初心者の方に向けた。
レンタルサーバーで失敗しない正しい選び方ができる9つのポイントを紹介します!
数年前、知識・経験ともにゼロだった僕が、見事にサイトをやるためのレンタルサーバー選びに失敗したときのポイントも合わせて紹介するよ。
レンタルサーバーで正しい選び方をするために必要な9つのポイント
はじめに、レンタルサーバーを正しく選ぶために必要な9つのポイントの概要を紹介します。
- ディスク容量とディスクの種類
- 独自ドメイン登録可能数とMySQLの作成可能数
(複数サイト作成に必要なポイント) - 1ヶ月(1日)の転送量制限
(作ったサイト(ブログ)へのアクセス制限を防ぐためのポイント) - 月額料金と初期費用
- サーバーが置かれている場所(データセンター)
- WordPress簡単インストール機能が使えるプランであるか
- サーバーやサイト(ブログ)へのセキュリティ対策を確認する
- 問い合わせサポートの種類を確認する
- サイト(ブログ)で運営しても問題のないジャンルについて確認する
思ったよりも見るべきポイントが多いな。レンタルサーバーの借りたことがない俺が本当に正しい選び方が本当にできるのか不安になってくるぜ。
大丈夫!今回あげた9つのポイントは、公式サイトの確認とレンタルサーバー会社のサポートに問い合わせれば、必ず確認できるものしかないよ!
そうか、それなら俺でもなんとか確認することができそうだぜ。
それでは、早速9つポイントをそれぞれ詳しく見てきましょう。
ディスク容量とディスクの種類を確認する
サイトをやるために必要なディスク容量は、自分が作りたいと持っているサイト(ブログ)の数や規模によっても変わってきますが、100GBあれば相当意識して重い画像や動画でも使わない限り。ディスク容量をオーバーすることはありえません。
サイトの規模や作りたい数に応じたディスク容量の目安については、以下の記事で詳しく紹介していますので、よろしければ確認してみてください。
■僕の失敗談1
過去に僕はディスク容量が5GBしかないレンタルサーバーを選んだ結果、2つ目のサイトを満足に作れず。「なんでもっと、ディスク容量のあるレンタルサーバーにしなかったんだ」と激しく後悔したことがあるよ。
このような状態にならないためにも、ディスク容量は必ずチェックするようにしましょう。
ディスクの種類も確認する
レンタルサーバーで扱っているディスクには、HDDとSSDという2種類のディスクがあります。
SSDはHDDの上位互換で、処理速度などが早くなるなどのメリットがありますので、SSDのディスクを使っているレンタルサーバー会社を極力選ぶようにしましょう。
現代のレンタルサーバーにおいて、ディスク容量に100GB以上の差でもない限りは、SSDディスクを使っているレンタルサーバーを選ぶべきだよ。
独自ドメイン登録可能数とMySQLの作成可能数を見る
初めての人がWordPressでサイトを作るためのレンタルサーバー選びでよく失敗するのが、独自ドメイン登録可能数とMySQL作成可能数をチェックしないことです。
独自ドメインを使ったサイトをWordPressをインストールして作る場合、独自ドメインをサーバーに登録してMySQLを1つ作る必要があります。
しかし、レンタルサーバーのプランによって、独自ドメインがサーバーに1つも登録できないよう制限されていたりMySQLを1つも作れない制限がある場合、WordPressでサイトを作ることができなくなるので要注意です。
※独自ドメインを無制限に登録できることを「マルチドメイン無制限」とも言います。
レンタルサーバーのプランによってはMySQLが作成できないこともある
レンタルサーバーの中で1番安いプランなどでは、独自ドメインの登録はできるがMySQLは1個も作れない。その結果、WordPressでサイトやブログを作れないプランもあります。
しかし、そのことを知らず契約した後で。
WordPressでブログが作れないんだが、なんでだよバグじゃないのか?
このようにバグを疑った後、MySQLは1個も作れないというプラン仕様を知って後悔するようなパターンは多いです。
ですので、レンタルサーバー選びに失敗しないよう、独自ドメイン登録可能数とMySQLの作成可能数は必ずチェックしましょう。
MySQLを作れなくてもブログは作れるのか?
ちなみに、MySQLが作成できない場合は、絶対にブログは作れないのか?
そんなことはないよ。シリウスなどのホームページ作成ソフト使えばブログを作れるよ。その手のソフトは2万円くらいするから、初心者が使うには全くおすすめしないよ。
じゃあ、WordPressじゃなくても、そのシリウスとやらを使えばいいだけのことじゃないか。
そうかい。でも、シリウスなどのホームページ作成ソフトは2万円くらいするけどいいのかい?
俺が悪かった。さすがに2万円程度かかるホームページ作成ソフト代 + レンタルサーバー代の予算はさすがに用意してないぜ。
このようにレンタルサーバーを借りて、ホームページ作成ソフトを使ってサイトを作ろうとする場合。それだけで数万円の費用がかかるのでおすすめできません。
1ヶ月(1日)の転送量制限を見てアクセス制限されないようにする
初めてサイト(ブログ)を作る人がレンタルサーバー選びで1番失敗するのが、1ヶ月(1日)の転送量制限をチェックせず。
1日のPV(アクセス)が5000を超えて、月間数万円~10万円以上の収益が期待できるブログが成長したところで、1ヶ月(1日)の転送量制限をオーバーしてしまい。レンタルサーバー会社から自分のサイトへのアクセス制限されてしまうケースです。
ところで、転送量って、なんだ?
■転送量とは
サーバーからのデータ送受信のサイズを意味しており。
転送量は、他ユーザーが自分のブログを閲覧したり。自分がブログのWordPressにアクセスして更新を行ったり。レンタルサーバーとFTPなどで自分の端末とファイルのやり取りをすると増えていいきます。
転送量についてと、ブログのPV数に応じてどれくらいの転送量制限なら問題ないかは、以下の記事で説明しているからよければ確認してね。
転送量無制限の記載は最大限の警戒を
よくあるのですが、レンタルサーバーの公式サイトや、個人サイト(ブログ)でおすすめのレンタルサーバーが紹介されている記事に「転送量無制限」の記載を見かけたら120%警戒しましょう!
なんでだよ、「転送量の制限」がないなんて、素晴らしいことじゃないか?
違うんだよ。「転送量無制限」は「1ヶ月(1日)の転送量制限がない」という意味ではないんだよっ!
えっ、どういうことなんだ?
転送量無制限の意味
転送量無制限の意味するところは、自分が借りたサーバーでいくら転送量が発生しても課金はされないという意味です。
そのため、転送量無制限は1ヶ月(1日)の転送量制限とは全く関係がありません!
1ヶ月(1日)転送量制限がレンタルサーバー公式サイトのよくある質問に書かれていればいいけれど、機能一覧の注意書きにこっそり書いたりするレンタルサーバー会社も少なくないよ。
なんだよそれ!!!こんなのレンタルサーバーを初めて借りる人が見たら誤解するのは当たり前だろっ!
本当にそうなんだよ。だからこそ、1ヶ月(1日)転送量の制限には細心の注意を払って確認する必要があるんだよっ!
レンタルサーバー公式サイトでも、他個人ブログなどのレンタルサーバー紹介記事でも「転送量無制限」の表記があるなら、それが「1ヶ月(1日)転送量の制限がない」ことかを確認する。これがレンタルサーバーを失敗せずに正しく選ぶための大きな1歩となります。
どうしても、1ヶ月(1日)転送量の制限の表記が見つからないときは、レンタルサーバー会社のサポートに問い合わせれば答えてくれるよ。
月額料金と初期費用を見る
当然のことですが、自分の予算内でレンタルサーバーを借りるために、料金は必ずチェックしましょう。
レンタルサーバーで見るべき料金は、月額料金と初期費用の2つです。
月額料金は読んで字のごとく、毎月支払う必要がある料金のこと。初期費用はレンタルサーバーを借りるときに1度だけ払う料金となります。
最低利用期間もチェックしておこう
レンタルサーバーを借りるときに契約期間を長くすればするほど、それに応じて月額料金は安くなります。
また、レンタルサーバーのよっては最低利用期間が3ヶ月や6ヶ月となっている場合があるので、最低利用期間も合わせてチェックしましょう。
でも、契約期間を長くすれば、その分月額料金は安くなるんだから。できるだけ長い契約期間にしたほうがよくないか?
ただし、長期契約にもデメリットはあるから、僕はどんなレンタルサーバーでも長くて1年までの契約期間にしているよ。
なんだよ。そのデメリットって?
それについては、以下の記事で説明しているからよければ確認してみてね。
サーバーが置かれている場所(データセンター)を見る
国内のレンタルサーバー会社であればほとんど心配ありませんが、レンタルサーバーが置かれている場所は国内であるかだけはチェックしておきましょう。
なんでだ、海外にレンタルサーバーが置かれているとマズイことでもあるのか?
海外にサーバーがあると、サイト閲覧者の端末とサーバーまでの通信距離が飛躍的に伸び。その結果、サイトが表示するまでの時間が国内にサーバーが置いてある場合より、0.5秒~1.5秒ほど長くなります。
以下の記事内でも説明しているけど、サイト(ブログ)が1秒以内に表示されはじめないと、閲覧前に不満を覚えて離脱する人が出てくるよ。
マジかよ。検索結果でタイトルをクリックされてから表示されるまでの時間って、かなりシビアなんだな。
ブログ(サイト)の表示を0.1秒でも早くするため、各レンタルサーバー会社は必死でサーバーやネットワーク技術を向上させるサービスを日々研究・開発を続けています。
そのことを考えれば、0.5秒以上遅延する海外にあるサーバーを利用することが、ブログ運営においてどれだけ不利になるかは説明するまでもないかと思います。
数年前、僕がレンタルサーバー会社のSEで働いていたときも社長から、「なんで、ウチのサーバーで作ったブログは〇社のサーバーと比べてこんなに遅いんだ。もっと早くしろ!」と発破をかけられたもんだよ。
WordPress簡単インストール機能が使えるか確認する
レンタルサーバーを借りて、サイト(ブログ)を作って運営するならWordPressを使われるかと思います。
しかし、レンタルサーバーの安いプラン(最小プラン)などでは、WordPress簡単インストール機能が使えない場合もあります。
なので、レンタルサーバー会社の公式サイトで、WordPress簡単インストール機能が使えるかを必ず確認しましょう。
サーバーやサイト(ブログ)へのセキュリティ対策を確認する
レンタルサーバーを借りてサイト(ブログ)をする以上。悪意あるユーザーから自分のサイトや利用しているサーバーを攻撃されて、サイト乗っ取り・改ざんやデータを盗まれると言ったリスクは常にあります。
ですので、そのような悪意あるユーザーから自分のサイトやサーバーを守るためにも、レンタルサーバー会社が行っているセキュリティ対策は必ず確認しましょう。
個人利用向けのレンタルサーバーで、主にされているセキュリティ対策は以下の通りだよ。
- WAF
- IPアクセス制限
- SSLサーバ証明書
- メールウイルススキャン・スパムメールフィルタ
- IPS
- IDS
いろんなセキュリティ対策があるけど、どれが特に必要とかはあるのか?
サイトをやるなら、WAF・IPアクセス制限・SSL証明書は絶対にないとダメだね。また、メール機能を使うなら、メールウイルススキャン・スパムメールフィルタは必須になるよ。
IPSやIDSについては導入されていれば、DDOS攻撃などからサーバーを守りやすくなりサーバー稼働率が良くなりますので、こちらも合わせて導入されているかチェックしておきましょう。
ただし、IPSやIDSはサーバー管理者(サーバー会社側のエンジニア)が使うセキュリティツールなので、レンタルサーバー会社によっては自社公式サイトに明記していない場合もあります。
問い合わせサポートの種類を見る
レンタルサーバーを借りて>サイト(ブログ)の運営をする場合、以下のようなトラブルに合う可能性はゼロではありません。
- WordPressでサイト(ブログ)を作るとき、知らない間に操作ミスをしてしまい、サイトをうまく作れない
- ある日突然サイトへアクセスしてもエラーが表示されて動かなくなって、どうしたらいい分からない。
- 自分のWordPressが誰かに不正侵入されて乗っ取られた。
これらのトラブルが行ったとき。レンタルサーバーのサポートへ問い合わせをすると、解決に向けて手助けをしてくれるので、サポートへ問い合わせる手段も確認しておきましょう。
特にレンタルサーバーを初めて借りる人、WordPressで初めてサイト(ブログ)を作る人は必ず確認してほしいよ。
問い合わせ手段としては、電話・メール・チャットの3つが用意されているのがベストです。
しかし、レンタルサーバー会社によっては、電話やチャットでの問い合わせ対応はやっていないところもあります。
また、電話サポートでも、平日の18:00以降や休日にはやっていないところも多いので、いつ電話サポートを受け付けているのかも合わせて確認しておきましょう。
サイト(ブログ)で運営しても問題のないジャンルについて確認する
特にアダルトサイトや出会い系アフィリを扱うサイトなど、18歳未満禁止となっているジャンルのサイトを作って運営する場合や、性的な要素が入る画像を使う場合。
多くのレンタルサーバー会社で、18歳未満は禁止となっていることを扱うサイトの運営は禁止されていますので、レンタルサーバーの利用規約は必ず確認しましょう。
ただし、全年齢に見せても問題のないジャンルのサイトであれば。どのレンタルサーバーも運営は許可されているので、特に規約を確認する必要はありません。
規約を見てもよく分からない場合や,、規約を見るのが面倒くさい場合、サポートに問い合わせれば答えてくれるよ。
■僕の失敗談2
昔、僕はロリポップでアダルトサイトの運営をしていたけど、同じくサイトをやっていた友人から
ロリポップはアダルトサイト禁止だから、バレたら問答無用で強制退会させられるぞ。
という言葉を聞いて。その日の夜に大慌てでアダルトサイトOKなカゴヤレンタルサーバーと契約して、サイトを引っ越した経験があるよ。
だから、みんなもアダルトサイトや出会い系アフィリを扱うサイトなどをやるときは、そのレンタルサーバーでは許可されているのかを確認してね。
※現在(2018年)、カゴヤレンタルサーバーではアダルトサイトの運営は原則禁止となっています。
まとめ
今回紹介した、レンタルサーバーを選ぶとき失敗しないために見る9つのポイントは全て、公式サイトを確認するか、サポートにメールや電話で問い合わせれば必ず確認できることです。
サイト(ブログ)を運営していくうえで、レンタルサーバーは大切なパートナーです。
そのパートナー選びの時点で失敗してしまうと、せっかく渾身のサイト(ブログ)作ったとしても。
アクセスが集まらず、収益(売上)も全然上がらないと言った最悪の事態すら充分に考えられます。
なので、レンタルサーバーを選ぶときは、今回紹介した正しい選び方ができる9つのポイントは必ず確認しましょう!
たしかに、自分で正しい選び方ができるポイントを確認したうえでレンタルサーバーを選ぶ重要性は分かったよ。でも、俺のような初心者だと正しく選べるかやっぱり不安なところはあるぜ。
そんな人のために以下の記事で僕がおすすめするレンタルサーバーを比較したうえでランキング形式で紹介しているよ。よかったら確認してみてレンタルサーバー選びの参考に少しでも役立てたら嬉しいよ!
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