ネットビジネス向けのサイト(ブログ)を運営するためレンタルサーバーとしては格安なのにも関わらず性能が高いサーバーを利用できるロリポップ
2018年9月に新リリースされた、本当に国内最速の処理速度を誇るサーバーが利用できるとして人気急上昇中のConoHa WING
両レンタルサーバーともに月額1000円未満から利用できるうえ、初心者でも扱いやすいレンタルサーバーなので。
これから、ネットビジネス向けのサイトを始めようとしている俺は「どっちのレンタルサーバーを借りてサイトを運営すればいいんだよ?」
と、クロネコくんのように「どちらのレンタルサーバーと契約すべき?」か悩む人も多いかと思います。
そこで、この記事ではロリポップとConoHa WINGを徹底比較した結果を、レンタルサーバーを今まで借りたことがない人でも分かるように解説します。
これから、ロリポップかConoHa WINGどっちかのサーバーを借りるかで迷っている人は、ぜひこの記事を参考にして自分のサーバー選びに役立ててね。
※エックスサーバーとConoHa WINGの比較も気になる人は以下の記事も確認してみてください。
ロリポップとConoHa WINGの徹底比較の条件
はじめに、ロリポップとConoHa WINGの徹底比較における最前提条件を説明しておきます。
その条件とは、両レンタルサーバーともに格安料金で利用できると言って通用する料金である。
月額1000円以内で利用可能な中での最大プランである。
ロリポップ:スタンダードプラン
ConoHa WING:ベーシックプラン
で様々な比較をしていきますのでご留意ください。
ロリポップとConoHa WINGで作ったWordPressサイトの早さを比較
まずは、本当にConoHa WINGサーバーは処理速度が早いのか?
それを確認するため、両レンタルサーバーのWordPressで作ったサイトの表示速度を比較した結果を見てみましょう。
■計測条件:それぞれのレンタルサーバーのWordPressで作った、約5000文字で画像を5枚使用しているサイトのページをGTmetrixで計測した結果。
■計測結果
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
サイト表示速度 | 1.7秒 | 1.0秒 |
※両レンタルサーバー共に高速化対応をした上での計測結果です。
この比較では、国内最速の処理速度を誇るサーバーの名に恥じないサイト表示速度を出したConoHa WINGの方が上だよ。
国内最速の処理速度を誇るサーバーの名は伊達じゃないってことか。
誤解がないように補足しておくと、ロリポップもネットビジネス用のサイトを運営するために必要なサイト表示速度はクリアしています。
しかし、ConoHa WINGが出すサイト表示速度が早すぎるので、比べてみると明らかな差があるように見えるわけです。
ちなみに、「なんで、サイトの表示が早いと良いのか?」ってことについては以下の記事を参考にしてね。
料金の比較
今度はロリポップとConoHa WINGの料金関連や支払い方法について比較してみましょう。
ちなみに、表内に付いている文字色の意味については以下の通りだよ。
- 赤色:明らかに勝っている
- 黒色:変わらない
- 明らかに劣っている
※この後の比較結果に表示される文字色についても同じです。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
初期費用 | 1500円 | 0円 |
課金形態 | 月単位 | 時間単位 1時間2円 |
最低利用期間 | 1ヶ月 | 1時間 |
月額費用 1ヶ月単位 |
600円 | 1200円 (月換算) |
月額費用 1年契約時 |
600円 | 720円 (月換算) |
支払方法 | クレジット決済 おさいぽ!決済 銀行振込 コンビニ決済 ゆうちょ振替 |
クレジット決済 ConoHaチャージ ConoHaカード |
無料 お試し期間 |
10日間 | なし |
比較結果を見ると、ConoHa WINGは初期費用が無料であり。
最低利用期間が1時間から利用できるので、本当の意味で退会した時点までに利用した金額しか払わなくて済むのはConoHa WING側の大きな利点です。
逆にロリポップ側では、月額費用として比べたときの料金が360円安かったり、支払方法が豊富な利点があります。
また、無料利用お試し期間が10日間用意されているのはロリポップ側の大きな利点と言えるでしょう。
ちなみに、ロリポップでは「おさいぽ!決済システム」を使えば。独自ドメイン代とレンタルサーバー代の支払いを、手数料いらずのwebmoneyだけで出来るよ。
じゃあ、クレジットカードも銀行口座がなくてもロリポップを利用できるってことか
そういうことになるよ。
サーバースペックの比較
今度はロリポップとConoHa WINGでそれぞれ使えるサーバーのスペックについての比較です。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
ディスク 種類 |
SSD RAID10 |
SSD RAID10 |
ディスク 容量 |
120GB | 250GB |
サーバー OS |
Linux | Linux |
Web サーバー |
Apache | Apache + nginx |
CGI利用 | FastCGI | LiteSpeed |
HTTP/2 | 〇 | 〇 |
PHP バージョン |
7.2、5.6 | 7.2、7.1 7.0、5.6 |
.htaccess 編集 |
X | 〇 |
Cron | 登録数などの 制限あり |
無制限 |
オリジナル CGI利用 |
〇 | 〇 |
SSI | 〇 | 〇 |
Python | 2.7、3.4 | 2.7、3.6 |
Ruby | 1.9、2.0 | 2.0、2.5 |
perl | 5.10 | 5.16 |
ファイル マネージャー |
〇 | 〇 |
FTP接続 | 〇 | 〇 |
SFTP接続 | 〇 | 〇 |
SSH接続 | 〇 | 〇 |
FTP追加 アカウント |
1つだけ | 無制限 |
サーバースペックとサーバー内で使えるプログラムの最新性についてはConoHa WINGが明らかに勝っています。
特にwebサーバーとCGI利用でConoHa WINGが使っている「nginx」と「LiteSpeed」に関しては、ロリポップが使っているソフトの完全上位互換に当たります。
「nginx」や「LiteSpeed」を使っているのが、ConoHa WINGサーバーの処理が早い要因の1つだよ。
また、ディスク容量もConoHa WINGの方が80GB多いことや、FTPアカウントを無制限で追加できる点も見逃せません。
FTPアカウントが無制限で作れると、多人数でサーバーを利用する場合便利だよ。
使えるデータベースの比較
次はロリポップとConoHa WINGで使えるデータベースについての比較です。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
MySQL | 30個 | 無制限 |
MySQL 管理ツール |
phpMyAdmin | phpMyAdmin |
それぞれのレンタルサーバーで使えるデータベースの性能に差はありません。
しかし、ConoHa WINGではMySQLデータベースを無制限で作れるようになりました。
WordPressでサイトを作る場合、1サイトで1Mysqlデータベース使うのが基本だから
MySQLデータベースを多く作れるほど1サーバーで多くのサイトを作れるよ。
サイト運営に必要なサービスの比較
今度はサイトを作って運営する場合に必要なサービスについての比較です。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
無料SSL (https)化 |
何サイトでも 無制限 |
何サイトでも 無制限 |
独自ドメイン 取得 |
別サービス より取得 |
別サービス より取得 |
マルチ ドメイン |
100 | 無制限 |
サブ ドメイン |
ドメイン毎に 500 |
無制限 |
転送量 制限 |
100GB/日 | 約9.0TB/月 |
転送量 料金 |
なし(無料) | なし(無料) |
CMS | WordPress EC-CUBE baserCMS |
WordPress EC-CUBE |
コントロール パネル |
独自パネル | 独自パネル |
一方、ConoHa WINGではマルチドメイン無制限となっているので、取得した独自ドメインを何個でも追加できます。
ですので、サイトを多く作りたい用途では先程のMySQLデータベースが30個多く作れる点も合わせてConoHa WINGの方が優秀と言えます。
ConoHa WINGのコントロールパネルは使いやすい
比較表には書けませんでしたが、ConoHa WINGのコントロールパネル(独自パネル)はとても使いやすいです。
WordPressによる無料SSL付き独自ドメインサイトの作成や他レンタルサーバーにあるサイトの引っ越し、セキュリティの設定などの操作がとても分かりやすく初心者でも簡単に設定できるのもConoHa WINGの大きな強みです。
僕もエックスサーバー、ロリポップ、さくらレンタルサーバー、Mixhostなど
いろんなレンタルサーバーを使ってみたけど、ConoHa WINGほど操作が簡単なコントロールパネルはなかったよ。
サイトとデータベースのバックアップ機能について比較
次はサイトを運営するときにあると便利なサイトバックアップ機能についての比較です。
サイトを作ったことがない方はバックアップについてまで余り意識されないかもしれません。
しかし、サイト運営を長期間続けていると、第三者からのサイト乗っ取りやサイトを動作させるために使っているデータベースが破損するなどのトラブルでサイトが閲覧・更新不能になる事態がいつ起こるとも分かりません。
そんなとき、サイトバックアップ機能があると、素早くサイトを元の正常な状態にリカバリー(復元)することができます。
バックアップ機能はサイト運営における保険のような機能といえるよ。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
バックアップ 料金 |
有料 (月額300円) |
無料 |
バックアップ 種類 |
自動取得 | 自動取得 (1日1回) |
webファイル バックアップ 期間 |
7世代まで | 14日間 |
データベース バックアップ 期間 |
7世代まで | 14日間 |
webファイル 復元機能 |
〇 | 1回5000円 |
データベース 復元機能 |
〇 | 1回5000円 |
ロリポップのバックアップは自分で決めた頻度で7世代(最大7個)まで保存しておけます。
ConoHa WINGのバックアップは毎日バックアップを取得しそれを14日分まで保存しておけます。
ただ、ロリポップでバックアップ機能や復元機能を使うには月額300円の追加料金が必要です。
しかし、一方のConoHa WINGでは1回の復元で5000円かかるので、ConoHa WINGの復元機能は実質使えないと思っておいたほうが良いです。
ConoHa WINGのバックアップ機能の使えなさは、ConoHa WINGにおける1番のデメリットと言っても過言ではないよ。
だから、ConoHa WINGでサイト運営する際は手動でバックアップと復元できる準備をしておいた方がいいよ。
利用できるセキュリティについて比較
今度はロリポップとConoHa WINGでそれぞれ利用できるセキュリティ機能についての比較です。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
WAF | 無料 利用可能 |
無料 利用可能 |
ディレクトリ アクセス制限 |
〇 | 〇 |
海外アクセス 制限 |
〇 | 〇 |
はっきり言って、セキュリティ面については両レンタルサーバー間で差はありません。
ですので、セキュリティ面でロリポップにするかConoHa WINGにするかを悩む必要はないと言えるでしょう。
メール機能についての比較
メルマガなどもやりたい場合、借りたレンタルサーバーでメール機能を使うこともあるかと思いますので、ここではメール機能について比較します。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
メール アカウント |
1つの独自ドメイン につき20個 |
無制限 |
メーリング リスト |
〇 | 〇 |
メール 転送 |
〇 | 〇 |
メール マガジン |
〇 | X |
アンチ ウイルス |
〇 | 〇 |
迷惑メール フィルタ |
〇 | 〇 |
スパム フィルタ |
〇 | 〇 |
ConoHa WINGはメールアカウントについては制限がない点は便利ですが、メールマガジンを作る機能は用意されていません。
ですので、メルマガメインでレンタルサーバーを使う場合のであれば、ロリポップの方がおすすめと言えます。
その他機能の比較
最後にロリポップとConoHa WINGでその他機能について比較します。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
プラン変更 (上位) |
申請必要 次回契約時 |
即時 |
プラン変更 (下位) |
X | 即時 |
サイト 引っ越し |
手動作業 | 無料自動 引越機能有 |
同プラン サーバー変更 |
X | 〇 |
動作確認URL | 〇 | 〇 |
アクセス 解析機能 |
〇 | 〇 |
転送量確認 | 〇 | 〇 |
WEB フォント |
X | モリサワフォント 利用可能 |
アダルト サイト |
X | X |
ここでの比較ポイントですが、ConoHa WINGでしかできない大きな機能が3つあります。
-
- 他レンタルサーバーからのサイト引っ越しを自動で出来る機能が用意されている(無料)
-
- 自分が利用しているサーバーが混雑した時に、同プランで稼働している他サーバーへ無料移行できる
- プラン変更がいつでも自由自在にできる
特に先に挙げた上2つの機能は、共用レンタルサーバーではConoHa WINGでしか実装されていない貴重な機能です。
サイト引っ越しを自動かつ無料でやってくれる機能のおかげで
従来の全手動作業によるサイト引っ越しより、楽に引っ越しができるようになったよ。
サポート体制の比較
ロリポップとConoHa WINGの運営実績やサポート体制についての比較です。
ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|
運営実績 | 18年 | 1ヶ月 |
サポート 種類 |
電話 メール チャット |
電話 メール チャット |
サポート 対応 |
早い・良い | 早い・良い |
運営実績は2001年から続けているロリポップの圧勝なので、確かな実績と信頼についてはロリポップ側のとても大きな強みといえます。
問い合わせへの対応については、あくまでも主観ですが対応の丁寧さや対応までのスピード感に目立った差はありませんでした。
ロリポップとConoHa WINGを比較した結果のまとめ
ロリポップとConoHa WINGの両レンタルサーバーを比較した結果をまとめるとこうなります。
ロリポップの強み
-
- 月額料金が300円程安い
-
- 圧倒的な運営実績がある
-
- 10日間の無料お試し期間がある
-
- 転送量制限がゆるい
-
- メールマガジン機能が使える
ConoHa WINGの強み
-
- WordPressで作ったサイトの表示速度が早い
-
- 最低1時間単位で利用できる
-
- 初期費用が無料
-
- 無料で他レンタルサーバーのWordPressサイトを移行できる機能がある
-
- ディスク容量が多い
-
- 独自ドメインを無制限に登録できる
-
- FTPアカウントを無制限で作れる
-
- メールアカウントを無制限で作れる
-
- プラン変更が即座にできる
- 同プランで空いているサーバーへ無料移行できる
一見してみると、ConoHa WINGの方が強みが多そうだが
結局、俺はどっちのレンタルサーバー選べばいいんだ?
その問いについて、こんな人にはロリポップ、こんな人にはConoHa WINGを使うのがおすすめってのをまとめてみたよ。
こんな人はロリポップがおすすめ
-
- 実績と信頼性があるレンタルサーバーを使いたい
-
- ブログ・サイトでトラブルがあった時、ブロガー仲間や個人サイトのノウハウに頼りたい
-
- まずは数日(10日以内)だけでいいから無料でレンタルサーバーを使ってみたい
- ニッチなサイトなど、あまりアクセスが集まらないサイトを1年以上運営したい
これまでの長い実績や信頼性を重視する人や、多少サイト表示速度などのサーバー性能が落ちても、安い月額費用でサイト運営をしたい人はロリポップがおすすめだよ。
こんな人はConoHa WINGがおすすめ
-
- まずは3ヶ月間ネットビジネス用サイトを運営した後、サイトを続けるか判断したい
-
- トレンド系サイトなどのアクセスが集まるサイトを運営したい
-
- とにかくサクサク表示されるサイトを作って運営したい
-
- 将来大規模なサイトに成長してもレンタルサーバーを変えずにサイト運営を続けたい
-
- 何十個ものサイトを同時に運営したい
運営実績少なく、少し月額費用が高くなっても
高性能なサーバーでWordPressによるサクサク表示されるサイトを簡単に作って運営したい人は、ConoHa WINGがおすすめだよ。
なるほど、実績や料金の安さを重視するならロリポップ、高性能なサーバーを利用したいならConoHa WINGってことか。
そういうことだね。
最後に両レンタルサーバーのどちらかを選ぶ上で、正直な僕の意見を乗せておきます。
ガチでネットビジネス用サイトを作って稼ぎたい人ならConoHa WINGを使え。
ネットビジネス用サイトの運営を続ける自信がまだない人はロリポップを使え。
です。
この記事はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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